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2010年9月

2010年9月26日 (日)

イベント出展のお知らせ アート縁日、デザイン・フェスタ他

雨の秋分の日からど~んと寒くなりましたが、体調など崩されていませんでしょうか?

僕はたぶん、風邪ひくひまもない。 たぶん。

この秋もアートイベントの出展が続きます。 お時間ありましたらぜひ。

10月9日、10日は横浜ポートサイド公園での「アート縁日19」。
ブース番号は58番。

その前、10月1日からひと月ほど川口駅から徒歩ですぐの
「茶色の小瓶」というお店に小物が30点ほど並びます。
まだ納品してないが。。

11月6日、7日は「デザイン・フェスタVol.32」。
会場は東京ビッグサイト。 ブースはA-348。
真ん中よりの端っこの「定位置」確保です。 ほっ。
もう18回目の出展になります。

12月11、12日は名古屋遠征。
1年ぶりの「クリエイターズ・マーケット」。
東海、関西方面の方、お待ちしてます。

12月18~25日まで横浜の「Art Gallery 山手」での
「クリスマス展」のpart2に出します。
こちらは複数の作家さんが出品するギフト展のような感じ。
銅版画も数点出せたらと。

、、、、眩暈がしてきた、、

ステアリング・クロック

先日、23日は雨の中、千葉市美術館まで田中一村を観に行き
そのあと所沢の「一○奏」(いちえんそう、と読む)に向かう。

千葉までは首都高湾岸線を川崎からアクアライン経由で。
そのあと、東関東自動車道で葛西Jct.→三郷Jct.
東京外環道を大泉Jct.から関越自動車道で所沢で降りた。

東京湾、千葉、湾岸、埼玉、練馬、、帰宅は環八が混んでて動かんので
環七から甲州街道、調布から多摩川渡ってよみうりランドの山越えて。。

時計と反対周りにぐるりと廻って、一日の走行距離が約200マイル、つまり320キロ!
それは、だいたい練馬から新潟と同じくらいの距離だ。
ずっと雨であちこちで事故。 コンテナが道塞いでると思ったら、横転したトラックだったり。。

さて、「一○奏」では5月にオーダーした、「ステアリング・クロック」を取りに行った。
それは、ハンドルのホーン・ボタンの位置にはめ込む時計です。
2年以上前にオークションでリプロ品を手に入れていたんだが、どうもデザインがいまひとつ。

ちなみにこのワーゲンのステアリング・クロック。
当時物の本物ヴィンテージは「自動巻き」なのだ。
わかります? つまりクルマの振動とハンドルの回転が時計の動力になるんですね。
「自動巻きのクロック」。 当時のドイツ人の発想ってすごい。

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そこで、前回のデザイン・フェスタのときに一○奏の高橋正人くんにオーダーしたのだ。
口で説明しても埒があかんので、実際にクルマを見てもらった。
そしたらもうノリノリで「面白い。俺に作らせてくれ」と。

彼は年上相手でもタメ口きくので、まあ礼節を重んじる方にはあれですが、私は好きだ。

で、アトリエで出来ていたのがこれ。

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センターのVWロゴが泣かせるではないか。
取り付けてみる。。

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う~ん、いいんだけども文字盤の真鍮色がちょっと見にくい。
他のメーター類はブラック・フェイスなんでやっぱり時計も黒くしようぜ。
あと少々はめるのにキツイところを削ったり、ガタつくところを出っ張らせる修正の
ために再度アトリエに。
まあ、こういうことは完全ハンドメイドなので充分予想できたこと。
だから送ってもらわずに所沢くんだりまで出向いているわけで。。

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一度分解して黒く塗装。 数字をルーターで再度彫る。

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針をさして、組み立てて完成。 

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新旧並べてみた。 
右はFLAT4のリプロダクション品。プラスティック製。
1点ものは真鍮の文字盤、ボディと外枠に革が巻いてある。

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裏はこうなっている。 裏蓋からちょこんとでているのがリューズ。
外に飛び出た針金のバネでつっぱって固定します。

そしてさっき装着した写真を撮ってきました。

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ずっと見やすくていいです。 
高橋くん、俺のわがまますべてに応えてくれてありがとう!

あとはあれだな、時計を中心に見たらステアリングはブラックでもいいかもしんないな。
とか思ったりして。 今ついてるのはオリジナルなんだけどちょっと塗装が割れてるし。
いずれ交換することになるだろう。

ほんとは目黒のFLAT4に飾ってある赤いステアリングが欲しいのだ。
店員さんに聞いたけど、あれは展示品で商品ではないそうだ。。 

「一○奏」のブログにも載ってましたので、よかったらのぞいてみてください。

 www.ichienso.com

2010年9月23日 (木)

田中一村の絵

天気予報どおりに一日雨、、

にもかかわらず今日は千葉まで行ってきた。

千葉市美術館の「田中一村 新たなる全貌」。
この画家は以前から知ってはいたが、作品を直接観たことはなかったのだ。

東京湾をアクアラインでわたり一路千葉へ走る。。

11時前に美術館に着いたが、受付に行くエレベーターの前はすでに長蛇の列!

そうだ。 先日19日、「新日曜美術館」が「田中一村」でこの展示が紹介されたんだった。

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1時間近くならんでようやく館内へ。

いやー、もう圧巻の一言。 
これを逃したら二度と観られないかも、と思っていったが、いって良かった。

これほどに絵画造形に優れていると、
その先の精神性とか宗教性みたいなものにまで挽きつけられるなあ。

この展示のカタログは品切れだった。
最近は展覧会に行ってもめったに買わないのだけれどこれは欲しい。
来月発送分の受付をしてきた。
送料は無料だという。
この美術館は前に観たときの半券で「リピーター割引」があったり、好感がもてます。

そういえば、「伊藤若冲」もここだった。

そして、注文していた時計をとりに所沢まで。
それについてはまた。。

2010年9月19日 (日)

ユニコーン

ユニコーン(Unicorn) 一角獣ともよばれる。 
額の中央に一本の角が生えた馬に似た伝説の生き物。

そのほとんどが、ライオンの尾、牡ヤギの顎鬚、二つに割れた蹄を持ち、
緋色の目をした白い馬の姿で描かれた。 (Wikipediaより)

これは2002年(午年)の年賀状のために描いた鉛筆画。

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ほんとは銅版画を刷るつもりだったんだけど、年末に時間がなくて
鉛筆でちゃちゃっと描いてすませちゃったんだな。

最近、ある人から依頼があってそれ以来の「ユニコーン」を
今度は銅版画で制作した。 

「 ユニコーン 1 」

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「 ユニコーン 2 」 

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で、昨日納品してきました。

11月末にでる書籍にどれか使われる予定です。 たぶん。。。

2010年9月13日 (月)

「 夜しか泳げない 」

今日の1枚 「 夜しか泳げない 」  SION  1989年

 祝! 鉄の50歳! 本日はSIONさんの誕生日なので、、、

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「夜しか泳げない」 1989年のアルバムだから、29歳の時か。
う~ん29歳。 ジャケットだと今よりおっさんに見えなくもない。。
なんなんだ、この人。

それはそうとこれは名盤です。

  調子はどうだい
  好きにやりなよ
  夜しか泳げない
  未練TARATARA
  せかされる夜にあおられて
  不快指数85
  遊ぼうよ
  12号室
  たのむからさ
  ごきげんさ
  きれいだ

「調子はどうだい」「夜しかおよげない」「遊ぼうよ」
最近のライヴでもアレンジを変えて演奏される曲も。

このアルバムの音はJAZZ。
全編大人のごきげんなセッション、という感じ。
音楽好きな人ならこの参加ミュージシャンのすばらしさはわかると思うけど。

むしろ最近のアルバムのほうが直球ど真ん中Rockなんだな。

  夜しか泳げない 魚は影を連れて歩かない
  だけど 光だけが光じゃない ことだけは
  太陽より知ってる

ちょっとシュールな詞だけど「光だけが光じゃない」という屈折した表現が好きだ。

この1曲 「12号室」

最近ではほとんどライヴでやることもないのに
先日でたリクエスト・アルバムにも入ってた。
今でも時々この曲のピアノの繰り返すフレーズが頭の中で鳴っていることがある。
歌詞はどうやら病弱だった子供のころの体験が元になってるらしいが、
なんとも切ない歌です。
こんな歌は彼にしか書けないし、歌えない。

2010年9月12日 (日)

スイッチ移動

私のVWのフロント・ダッシュ。。

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先日、お世話になってるBLUE DROPに点検で預けた時にワイパーのスイッチを移動してもらった。

今はこんなんなってます。

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ガラスの磁石(カエルの絵が描いてある)を取ると・・・

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 穴が、、! ぼっこりと、、。

この穴を利用していずれ大口径のタコが鎮座まします。予定。。
取り付けるためのステーをワンオフ(つまり1点ものの特注です)で作ってもらう
ことも考えてて、まずはメーターを入手して図面や型紙を自分で描いたり切ったりする。
ああ、楽しいではないか。 ふ。

そうすると、今あるちいさいタコのところはたぶん電圧計にする。
バッテリーのチェックになるしな。 あればいいでしょう。

もうちょっと先になりそうですが、それでいいんだよ。
こういうことは、1歩1歩、1段づつでも。
ま、私の場合「1歩1歩」の主な理由は経済的な事情によるけれども。。。

それはさておき、5月のデザイン・フェスタで知り合いの
「一○奏(いちえんそう)」の高橋正人くんに
ワーゲンのステアリング・クロックの制作を依頼していたのだが
それがようやく、出来たと昨日電話があった。

いま付いている時計はFLAT4のリプロ品なんだが、
どうもデザイン的にいまひとつなんだなあ。
ワーゲンのダッシュにあうヴィンテージ感というか。

それで前から何人かの手作り時計作家に話してみたんだが
高橋くんだけがノリノリで「面白いじゃん」と。

で、旧いホーンボタンを預けて、いくつかの注文をつけて
あとはお任せで「急がないから」と。

来週23日に所沢くんだりまでアトリエ訪問。
そこで、僕のクルマのステアリングにキチッと径が合うかどうか、
修正が必要か確認しなければならん。

無事装着したらまた報告しますね。

 一○奏のブログに画像が載ってました。
 興味ありましたらのぞいてみてください。

 www.ichienso.com

「 鏡雨 」

今日の1枚  「 鏡雨 ~kagamiame~ 」 SION  2009年

来月、新しいオリジナル・アルバムが出るSIONの昨年7月の作品です。

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前作の「住人」が全編、バリバリのゴリゴリの徹頭徹尾バンドサウンドだったが
この「鏡雨」ではまた楽器の数が少ないアコースティック・アレンジも
バランスよく何曲か取り入れている。
それがまた、いい演奏なのだ。 
どういったらいいのか、あえていうなら「純度が高い」。

降りしきる雨を「街を映す鏡」にみたてた表題作もだけどSIONの歌って「雨」が多いな。
「お前の空まで曇らせてたまるか」、「雨に混ざらず」、、初期だと「街は今日も雨さ」など。

この1曲。 「Slide」。

   生まれた街での暮らしより
   此処で暮らした時間が
   いつの間にかずっと長くなって
   あの時のあなたの歳になった

この歌も含めた最近の3曲でSIONは初めて父親を歌っている。
「あの時」というのは最初に家出をした16歳の時だろうか、と勝手に想像している。

   笑いながら生きている
   いつかあなたに言われたように
   生かされてることに感謝しなければと
   それでも時々思う 頑張って頑張っても
   いいことなんかねえじゃねえか ガキみたいに思う

そうだよ。 頑張ってもそんなにいいことなんかない。
そう思いながらも、この歌聴くと「やっぱり頑張ろう」と思うのです。

もう1曲。 「 karan 」。

アコギとピアノとヴォーカル同録1発録りの「2度とできない」奇跡のようなテイク。

  少しでもあなたのようにありたい
  だからあなたに向かって歩くよ
  胸をkaran karan karan と karan karan 鳴らして

 

2010年9月11日 (土)

ポロネーズ

今日の1枚 「 ショパン ピアノ・ソナタ 」 マルタ・アルゲリッチ 1967年

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アルゼンチン出身のピアニスト、マルタ・アルゲリッチの大傑作です。

ちなみにこの盤は2000年のオリジナル紙ジャケット復刻の完全限定盤なのだよ。

近年は「ひとりでステージに上がるのは嫌だ」とかいって
ほとんどオーケストラやチェロとの共演が多いらしいが、
やっぱりピアノはソロだよ。

この1曲  「 ポロネーズ 第6番 《英雄》 」

「英雄」と名づけたのが誰だか不明らしいが、
この曲の中ほどの跳ねぐあいはまさに「英雄を乗せた騎馬の蹄音」であります。
短い曲だけど、この人の演奏ではいちばん好きです。

それはそうといまだ健在のアルゲリッチ。
11/28と12/1のすみだトリフォニーホールでの来日公演は
発売から2時間で完売だそうで、、、取れなかった。

余ってる方がいたら譲ってほしい。。

2010年9月 3日 (金)

ジャコメッティとともに

「ジャコメッティとともに」  矢内原伊作 著  1969年初版

アルベルト・ジャコメッティ(1901-1966)について。
20年以上も前から、このスイス人芸術家が好きとかいうより、尊敬している。
崇拝とかに近いかもしんない。

18歳の時に池袋のアート系の洋書専門店の「アールヴィヴァン」で
仏語の小さな作品集を買って毎日鞄に入れて持ち歩いていた。
まあ、そのころは(今でもだが)読めもしないのに洋書を持っているのが
なんかイイような気がしていた、とゆうのもある。 ようするにバカだったのだ。

ジャコメッティについて書かれた書籍、文章は多い。
が、作家本人によるものも含めてその多くが、観念的、哲学的、あるいは詩的で
難解なんである。 何書いてあるのかわからん。 私がバカなだけですかい。

で、この本。
法政大の教授だった矢内原伊作氏(1918-1989)が1954年から約3年間、
パリに留学した際にジャコメッティと知り合い、
やがて油絵のモデルをつとめるようになり、
アトリエでの制作の様子や会話を記録したものだ。

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本を紹介しといていうのもなんだが、この本は発行後しばらくして、
事情があって絶版になり入手困難であります。
と思いつつ、さっきAmazonで探してみたら¥20000くらいからあった。
安い! だって僕はその倍以上の額で入手したもん。
興味がある方がいたら今、チャンスですよ!

この本は本当にすばらしい。 僕のバイブルといってもいいくらいに。
過去2回、人から借りて読んだもののどうにも欲しくなり、
ネットで見つけて4年ほど前に北海道の出品者から送ってもらった。

内容はですね、1956年のパリ。
ヨーロッパの哲学の勉強のために2年ほど留学していた矢内原がジャコメッティと
知り合い、西欧や日本の芸術や文化について対話を交わし、やがて彼の油絵の
モデルをつとめるようになる。
そこから、ジャコメッティと矢内原の未知の領域に向けての冒険がはじまる。。

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ジャコメッティの芸術とはいったい何だったのか。
絵画であるいは彫刻でめざしたものとは。
それを、約2ヶ月以上のあいだ1日も休まず、モデルを続けた矢内原が
アトリエでも制作や、会話の記録によって解き明かしてゆく。

「見えるがままに描く」。 
言葉にしてしまうと簡単なんだが、それを大変な労力をともなって試みるのです。

わかりやすくいうと、ある距離をもってモデルと対峙して
例えば顔の中心、鼻の頭に焦点をあてたときに頭や肩の輪郭はぼんやりする。
そのぼんやり具合とか、頭や体の構築、まわりをとりまく空・・・
を見えてくるとおりに、一切の先入観を捨ててキャンバスに写すということか。

おそらくこの本だけだ。 アトリエでのジャコメッティを克明に描いた書物は。
でも残念ながら絶版。 幻の本といわれているほどだ。

それはそうと矢内原さんの読みやすい、すばらしい文章をよむと、
あたかもジャコメッティの制作の現場に立ち会っているかのようだ。

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アトリエでの狂気にも似た熱情と絶望と希望と。
30代の矢内原はしだいに彼のモデルをつとめる事は
それまでの2年間の欧州生活のすべてに匹敵する、あるいはそれ以上の
経験だと思うようになっていく。

たぶん、絵画とか彫刻とかに関係なく、 
自分で物を作るひとが読んだら感じるものがあるんじゃないかな。

登場人物もすごくて、サルトルやジャン・ジュネ、回想のピカソ、マチスのほかに
今年亡くなったシャンソン歌手の石井好子さんも何度かでてくる。
すごいなー、この人若い頃ジャコメッティと親交があったんだ。

1950年代のパリの下町のアトリエで
スイス人の芸術家と日本人の哲学者による
こんな壮絶な冒険が繰り広げられていたのかと思うと、
幾度でも感動をおぼえてしまう。

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本編最後のパリの空港で日本に帰る矢内原とジャコメッティ夫妻の別れのシーン。
映画以上に胸を熱くする。

たまに本のことを書こうと思ったら、いちばんのものについて書いてしまった。
しかも絶版。
もうこれ以上のものはでてきません。

矢内原が記したジャコメッティ語録

「今日はずいぶん進歩した しかしまだまだ全部が嘘だ
見えている顔はこんなものではない
明日こそは 少しは正しく描くことができるだろう
早く明日になればよい!」

「私はなにひとつ求めない
死にものぐるいで仕事を続けることのほかは」

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