« デスビ! | トップページ | バックルとマグネット »

2011年6月12日 (日)

 五百羅漢 ! !

 特別展  五百羅漢 幕末の絵師 狩野一信

2011年4月29日(金)~7月3日(日)  江戸東京博物館  http://500rakan.exhn.jp/

この展示を昨日6月11日、両国まで観にいってきました。

 これは、すごい! ぜひ、観てほしい。 

0611_003

本来は3月15日~5月29日の会期だったのだが、震災の影響で延期になっていた。

この展示がどんだけすごいかどう説明したらいいだろうか。

東京港区の増上寺に秘蔵されていた狩野派の最後の絵師、一信の羅漢図全100幅!

 (ところで仏画とか表絵とか掛け軸とかって「幅」と数えるのか?知りませんでした)

ほぼ1幅に5人づつ、計500人の羅漢(釈迦の弟子達)。
この空前絶後すべてが1度に公開されるのは初めてのことだそうです。

1枚がおよそ畳一畳分くらい。それが100枚。
これが150年も眠っていたとはね。

けれども1ヶ所に秘蔵されていたがゆえに
1点も欠けることなく今回展示できたともいえるのだ。

例えば、伊藤若冲の傑作の多くはアメリカのプライス・コレクションにあることを思えば、
もし「500羅漢」が市場に出ていたら、まちがいなく海を渡ってしまったと思うもの。

このような形で観られるには生涯で最初で最後かもしれない。

その想像力、構成力、色彩、描写、すべてが強烈で、衝撃です。

10年かけて96幅を描き終えて一信は病没。
残り4幅は妻と弟子が完成させたらしいが、
そう思うと第90幅以降は明らかに筆力が落ちている。 
命がけの凄まじさというのだろうか。

ところで、入り口でレンタルしている「音声ガイド」(¥500)の
スペシャル・ナビゲーターが俳優の大滝秀治!
それで僕は初めて美術館で音声ガイドを借りた。

秀治さんはプロローグのあいさつでこう言った、、、

「みなさん、こんにちは。 
私が501人目の羅漢となってみなさんを羅漢めぐりの旅にご案内しましょう。
それにしても、私によく似た羅漢さんたちがたくさんおるのう。 」

公式カタログもあるけれど、バックナンバーだけど「芸術新潮」の5月号の特集のほうが
読みやすく面白いです。

0611_002_2    

« デスビ! | トップページ | バックルとマグネット »

展覧会」カテゴリの記事

コメント

これは見たい!
最近ちっとも文化的でない生活をしてるので
情報ありがたいですm(_ _)m
ブログの内容が濃くてさすがです。

ぜひ、観てください。 
これだけの、質、量のものがすべて1度に観られるのは「奇跡」のような展示です。
昔は西洋のものばかりみていたけど、
北斎も写楽も若冲も、やっぱり日本の絵師はすごい!

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/551197/51919747

この記事へのトラックバック一覧です:  五百羅漢 ! !:

« デスビ! | トップページ | バックルとマグネット »

最近のトラックバック

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ