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2012年3月20日 (火)

フェルメール 光の王国

「 フェルメール 光の王国 」 福岡伸一

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この本は先日、渋谷Bunkamuraに「フェルメールからのラブレター展」を観に行った際に買ったものだ。
 (画像の本は僕の手でトレーシング・ペーパーでカバーがかけられています)

著者は生物学者の福岡伸一氏。

NHK-BSの「いのちドラマティック」でちょっととぼけた、けれども丁寧な解説が面白い青山学院大の教授。

最近もFMラジオに出演しているのをたまたま運転しながら聴いていた。

 「福岡先生、生物と無生物の違いってなんですか?」

 「それは、昨日の自分と今日の自分は違うということです。
  すべての生物は分子レベルでは、日々生まれ変わっているからです。」

そんはようなことを言っていた。 そしてこうも言った。

 「だから約束なんて守らなくてもいいんですよ」

そう、約束なんて守らなくてもいい。だって1年前と今日の僕はなにもかも違うのだから。

、、いいことを聞いたと思ったけど、それは政治家の前では言わないほうがいいね。

さて、著書「光の王国」。 いい本です。

「フェルメールの作品が所蔵されている美術館に赴いてフェルメールの作品を鑑賞する」

、、、足かけ4年、32作品を鑑賞した「フェルメール紀行」。

もちろん、美術の専門家ではない福岡さんなのだが、それゆえに科学と美術のあいだを行き来する視点が面白い。

欧州とアメリカの先々でその地にゆかりのある科学者に思いを馳せる。

 、、、アインシュタイン、スピノザ、パリでは天才数学者のガロア。
    NYでは野口英世がフェルメール作品を見たことがあるかもしれない、と。

そして、最後の章で同じ年に生まれた顕微鏡を発明したアマチュアの生物学者レーウェンフックをめぐる「ある仮説」に到達する。

それにしても福岡先生、どんだけフェルメールが好きなんだよ、 と。

その「どんだけ」は銀座の「フェルメール・センター」に繋がるのだ。
 

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