« 猫町 | トップページ | 猫ピアス2 »

2013年4月 7日 (日)

円空

一昨日、4月5日は仕事の後、上野の国立博物館へ。

 「飛騨の円空 千光寺とその周辺の足跡」 1月12日~4月7日

これは、ぜひとも観ておきたい展覧会だった。 日本人として。

、、、ところで当ブログの展覧会評をご覧になって、その展示に足を運ぶ方も
   たまにいらっしゃるようですが、、実に今回は申しわけない。。
    、だって、、「円空展」は今日が最終日だよ。

2013040607

上野の美術館、博物館は金曜日は20:00まで開館しているところが多い。

休日の混雑をさけて観覧するにはとてもいいが、
昨日は会期中最後の金曜だったせいか観覧者も多かったようだ。

江戸時代に30年間に渡って円空が彫った木彫りの仏像は5000体ほどが現存するそうですが
この展示は岐阜の千光寺、所蔵のものが中心です。

    ポストカードより 「両面宿儺象 (りょうめんすくなぞう)」 

2013040703

こちらはカタログ。

2013040702

手のひらに乗るようなちいさな仏から、2mを超すものまで作品番号な46までだが
2体、3体組のものとか「三十三観音」とかもあるので、正確には80体以上あったみたいだ。

すべての仏が飛騨の森の木から作られていて、
1体が1本の木から彫られている。 (千手観音だけ例外、たくさんの手は本体に接着されている)

これはほんとうにすばらしい、日本人で良かったと思うほどに。

生々しい鑿の削り跡を見ていると、円空が鑿と玄翁を揮う姿が見えてくるようだ。

中には7年に1度しか開帳されない秘仏もあった。
しかも、その「7年に1度」の時も厨子(観音開きのケース)に収められたまま、だというので
全容が公開されるのは、実は今回が初めてなのだ。
それが、「象の頭に人の体」の二尊が抱き合う姿の「歓喜天立象」。

1体1体も、たとえば木に節があることによって、頭や手の向きを微妙に動かしたりと
すこしの違いがあるのが、実物を比べることで初めてわかった。

カタログの表紙になっている「三十三観音立象」は村人が病になると、
貸し出して治癒を祈る対象でもあったらしい。

これらがもし明治期や戦後に中央の市場の、欧米人の目に留まるところにあったなら
伊藤若冲の作品のように、海外に流失してしまったのだろうか。

それを思うと300年以上も、飛騨の寺で大事に保管されていて、
いま目の前に立っているというのが感無量すぎる!

会場で僕より若い男性が呟いていた、

  「木ってすごい、、」

« 猫町 | トップページ | 猫ピアス2 »

展覧会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/551197/57117926

この記事へのトラックバック一覧です: 円空:

« 猫町 | トップページ | 猫ピアス2 »

最近のトラックバック

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ