« 第7回 横浜山手の坂道と風景展 | トップページ | 瓜南直子作品集 兎神国物語  »

2014年7月16日 (水)

「 絵画を生きて - 月の消息 」  瓜南直子 追悼

これは2001年に銀座のギャラリーミリュウで買った日本画家、瓜南直子の作品集「寝目物語(いめものがたり)」。

2014071208

ギャラリーに別の展示を観にいったら、その前に開催してた瓜南さんの個展のこの本がいくつかあったので買ったのでした。 それがその人の作品を観た最初。

2014071207

                     ・

                     ・

先日、谷中に行った帰りに神保町の三省堂の4階、美術書コーナーでこの本を見つけた。

 「 絵画を生きて -月の消息  瓜南直子 」 作品社

2014071209

不覚にもこの本の表紙を見るまで、瓜南直子が2012年6月に亡くなっていたことを知らなかった。 驚いた。 

僕はどこか懐かしいような、幻想のような、彼女の絵のファンだけれども 作品をじかに観る機会はずっと逃していた。 
経歴も知らなかったし、実をいうとこの本の写真で初めて本人の顔も拝見したのだけど。

2014071210

瓜南直子は東京芸大を工芸科鍛金専攻で卒業したけど、30代になってから独学で日本画の技術を得て、画家になった人です。

この本は瓜南さんの生前の文章をまとめたもので、こうしてまとまったものを読むと彼女が「書く」ことにもこだわりを持っていたんだということがよくわかる。

2014071601

絵画について、料理について、昭和時代の思い出、おもに現代美術の展覧会評、、、

最後の章を電車のなかで先に読んでしまった。 

2012年4月9日からの「最後のノート」は絶筆。

~ とりあえず「死」を意識したので書き記す2012.4.9~

「まだ、やり残したことがあるんだ。描くことがあるんだ」
「再生スイッチON!」 「完全復活したい!!」

余命宣告を受けていたそうだけど、最後の個展の準備をおえてから入院。
それからひと月ほどで亡くなっている。

、、、不謹慎だけど、その生き様を「カッコいい」と思ってしまいました。

「明日のジョー」的にいうなら「真っ白な灰になったよ、、」という台詞がはいりそうなくらいに。

きっと無念もあっただろうけど、瓜南直子さんの絵はずっと残ります。

それは幸せなことだと思う。

                    ・ 

青幻舎より同時に刊行された「瓜南直子作品集 兎神国物語」を今日、注文した。

« 第7回 横浜山手の坂道と風景展 | トップページ | 瓜南直子作品集 兎神国物語  »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/551197/59990538

この記事へのトラックバック一覧です: 「 絵画を生きて - 月の消息 」  瓜南直子 追悼:

« 第7回 横浜山手の坂道と風景展 | トップページ | 瓜南直子作品集 兎神国物語  »

最近のトラックバック

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ