« 2014年7月 | トップページ | 2014年9月 »

2014年8月

2014年8月28日 (木)

 米倉斉加年 追悼 

俳優の米倉斉加年(よねくらまさかね)さんが亡くなった。

好きな俳優だったので、残念です。

、、それなのに、名前を「さかとし」だと思いこんでいた時期があったけど。

80歳。 高倉健より若いというのが意外だ。

「劇団民藝」出身。 
宇野重吉、大滝秀治、の「頑固だけれど、愛すべきジジイ」の系譜だなあ。

最近だと「坂の上の雲」の大山巌。 それから朝ドラの「ちりとてちん」の塗り箸職人が印象深い。 (大山巌は「八重の桜」では反町隆史が演じていた人と同人物。)

今日、TBSラジオの「たまむすび」に吉永小百合がゲスト出演していた。 10月公開の主演映画が米倉斉加年の遺作となったので、なにか米倉さんにたいしてのコメントがあるかと思っていたが、残念ながら、そこだけ生放送ではなく、何日か前に収録したものらしくて、その話題は出なかった。 
(しかし、「おもしろい大人」のゲストに吉永小百合というのはどうかと思ったが、、)

実は、米倉斉加年さんのことは、絵本作家、画家としても尊敬していた。

2014082802

最初みたとき、あんまり美しい線と色彩なので、びっくりした。

2014082803

絵本のための絵ではなくて、画集に収録されたものは人間の深層を視るような、
深みのある作品も。

2014082904_2 

2014082901

2014082903

  ご冥福をお祈りいたします。

2014年8月25日 (月)

銅版画展・作家本人による作品解説・・?

土曜の朝にちょっと思いついて、書いてプリントして、
スチレンボードに貼ってもっていきました。

「作家本人による作品解説」。 
、、ないほうがいいような気もしないでもないが。

「イイ」と言って面白がってくれる人もいたので、金曜までに来てくださって見てないかたのためにその一部を。

急いで書いて、見直さずにプリントしたので(いつもだが)、可笑しな文章、行間その他はご容赦を。

2014082406

2014082404

2014082403

2014082407

2014082401

2014082402

2014年8月23日 (土)

ミノタウロス

「ミノタウロス」はギリシャ神話に登場する「怪物」の名前です。

牡牛の頭と人間の体。 ミノス王の迷宮のなかに閉じ込められた怪物です。

2014082301

実はこの版画は当初、2009年丑年の年賀状の原画にするつもりで制作したものです。

しかし、年賀状に怪物の絵なんかやっぱまずいかなあ、、などと自己規制が働いてボツにしたものなのでした。

かわりに制作したちいさい版画のほうがしょぼいものだったので、やっぱミノさんのほうが良かったかなあ、とか後で思ったけど。
60枚も送れば、ひとりくらい「魔除け」にでもして、大事にしてくれたかもしれない。

そんなわけで、この銅版画は今回、「ギャラリー元町」の個展で初公開。

いよいよ明日が最終日です!

2014年8月18日 (月)

Licht ( リヒト )

”licht”(リヒト)とはオランダ語で「光」という意味だそうです。

友人のビーズアクセサリー作家、花岡舞さんのブランド名が「Licht」なので知ったのです。

ご主人のお仕事の関係でオランダに暮らしたこともある、彼女ならではのネーミングだなあ、と思ったりして。

、、オランダ語で「光」の意味だったら、あの「光の粒子」の画家、フェルメールも頭の中で、
時には「リヒト、リヒト、、」と声にだして呟きながら描いていたんだろうか。

さて、以前から友達のH君に依頼されてい銅版画がやっとできた。

彼の息子を描いてほしいというものなのだが、その息子君の名前は「理仁(りひと)」という。

ま、友達のガキ、、もとい息子君の名前など正直どうでもいいのだが、なんとなく響きがいいので作品のタイトルを「Licht」にした。

2014081601

さんざん待たせたあげくに、あまり似てない、、。

けど、何度も何度も銅版に描いたり、彫ったり、消したり、削ったり繰り返した「顔」はけっこう気にいっている。 版画じゃなくて1点ものだったら手放したくないくらいだ。

ちょっと大人びた顔になったかもしれない。

けれども、あと何年かしたら、泣き虫のぼんぼんこんないい顔の少年になるかもしれない。
、、、そうならなくても、知ったこっちゃないけど。

たまーに、特定の個人の顔を描いてほしい、と頼まれたときは、ジャコメッティが制作中に
発した言葉を都合よく思い出している。

 「君に似せて描かなければいけない
  けれども、似せようと思って描いてはいけないのだ」 、、
    、、、( 「ジャコメッティとともに」矢内原伊作 著 )

この作品は他の作品とともに今週、「ギャラリー元町」に展示しています。

2014081701
実は他の作品もこの息子君をモデルにしてたりするんですよ。

2014081702

ところで、「理仁」の名前はオランダ語の「licht」からつけたんだろうか。。
どうでもいいけど。

僕にはH君がそんな高尚な教養があるようには見えないが。。。失礼。

 H君へ。 気に入らなかったら、返品可です。

2014081605_2

2014年8月13日 (水)

「芸術とは何か -千住博が答える147の質問」

日曜の夕方にBS日テレだったか、「久米書店」という番組がある。

ちいさな本屋の店主が久米宏で書店員(アシスタント)が、あの壇蜜。

毎回、一冊の本を題材にその著者を招いて3人で対談をする、という内容だ。

3週くらい前だったか、ゲストは日本画家の千住博さん。 
とりあげた本は彼の著書の「芸術とは何か -千住博が答える147の質問」(祥伝社新書)。

2014080902

千住博。1958年生まれの日本画家。
弟の千住明は作曲家。妹の千住真理子はヴァイオリニスト。
いわずと知れた「千住三兄弟」の長兄。

東京芸大を首席で卒業後の活躍は、そのすじにちょっと詳しい人なら、知らない人はいないでしょう。

20年ほど前から活動の拠点をニューヨークに移している。
2011年、軽井沢千住博美術館開館。 つまり千住さんの作品だけをコレクション、保管する
ための美術館だな。 行ったことまだないけど。

とにかく、もう人が羨む、妬む要素満載な千住博さんなんですが。

                      ・

で、その「久米書店」では、千住博さんが出演して久米宏、壇蜜と自著「芸術とは何か」について質問を受け、解説する。 まさに「芸術とは何か」という大命題について自論を展開する。

じつをいうと僕は千住さんの作品については熱烈なファンというわけではないけれど、
彼の語る言葉はちょっと気になっている。
この人ほど誰にもわかりやすく芸術や作品について語る言葉を持っているアーティストはちょっと見当たらないのだ。

この本も買って、通勤の電車の中だけで2日ほどで読んでしまった。

「芸術とは何か」。
著者自身が日本画家なので、おもに美術、絵画についての内容なのだけれど。
ふだん絵や工芸作品なんか興味ないし、日々の暮らし、あくせく働くだけでそんな暇ないよ、とそういう人にこそオススメしたい本です。

なにが読みやすいかというと、147の質問、そのひとつひとつにダイレクトに答える内容になっているので、無駄が一切ない。
まわりくどい言い方とか、わけのわからん解説がない。

どんな質問項目が並んでるかというと、ざっと目についたものを挙げてみると、、、

  日本画と西洋画のちがいはなんですか?

  書、地図は芸術ですか?

  宗教は芸術にどう影響を与えましたか?

  なぜ浮世絵は印象派に受け入れられたのですか?

  現代美術を理解するためには学習が必要ですか?

  写真やCGが存在する現在、精巧に描くことは無意味ですか?

  描く順番はありますか?

  画家にとって、モチーフとは何ですか?

  絵画は心で描きますか、脳で描きますか?

  芸術家とは才能ですか、技術ですか?

  芸術家は時代と共に生きるのですか、時代から超越していますか?

  画家が嫉妬するのは才能ですか、作品ですか?

  美大、芸大の教育で画家になれますか?

  作品の価格は、どのように決まりますか?

  値上がりを期待して、絵画を購入するのは邪道ですか?

  美術館では多く見るべきですか、お目当てに絞るべきですか?

  日本人の「美」に対する感覚と、西洋人のそれは違いますか?

  人間に芸術は必要ですか?  、、、、

これらの回答には、日頃自分が考えていることと、同じだなあというのもあれば、
意外なものも、どうにも同意しかねるものもあります。

千住博の作品が好きな人にも、そうでない人にも、読みやすくて読み応えのある一冊だと思う。

                   ・

                   ・

ところで、話をBS日テレの「久米書店」にもどすけど、この番組の中で壇蜜が本(おもに短編小説が多い)を朗読するコーナーがあるのだけれど、、ちなみにこの回はフランソワーズ・サガンの「悲しみよ、こんにちは」だった。

、、この人が読むと、何読んでも、官能小説に聞こえてしまうのは僕だけでしょうか?

2014年8月11日 (月)

ミシシッピー・ワン

午後から台風の雨が止んで、出かけるついでに古本店の「ざりがに堂」に寄った。

2014050705

お時間あったら、ぜひ。 と、銅版画のDMを置いてきた。
ここの店主は以前、僕の版画を売ってほしいと電話をかけてきてくれて、そして2点買ってくれたことがある。

そのついでに雑誌「SWITCH」と「STUDIO VOICE」のバックナンバーを10数冊もっていって買い取ってもらった。
「SWITCH」は沢木耕太郎の特集号だけは残した。

そしたら写真家サラ・ムーンの写真集「ミシシッピー・ワン」が¥200だったので買ってきた。

2014081101

定価が¥1300となっているので1992年の発行とはいえだいぶお得感だなあ。

これは映画の写真集だったと思うけど、いまだにDVD化されてなくて、Amazonでみたら
VHSテープがかなり高額なことになっていました。

2014年8月 1日 (金)

植木孝二彫刻展

 植木孝二彫刻展2014  ギャラリー元町 ~8月3日(日)

来月、自分の展示を行う「ギャラリー元町」で開催中の展覧会です。

  http://www.group-rough.net/g-motomachi/

2014073102

2005年に50歳の若さで亡くなった植木孝二さんには一度だけ会ったことがあります。

たぶん2001年くらいだっただろうか。

個展会場の同じ「ギャラリー元町」でだった。 
その前の週か、もひとつ前だったか僕が個展をしていて、植木さんは作品を観てくれていたのだった。
ワインをすすめてくれ、なぜか意気投合していろんな話をした。
彫刻や絵画について。それから植木さんがサインを真似るほど心酔していた19世紀末ウィーンの画家、エゴン・シーレについて。

高校の美術教師の傍ら、作家活動を続けていた植木さんを慕ってくる教え子を見ながら思ったもんです。 植木さん、あんたみたいな先生が僕の高校時代にもいたら良かったのに、と。

「また、話しましょう。」と言って別れてその機会はもうなかったけれど。

                     ・

今回の展覧会は彼の後期の彫刻を集めた展示です。

2014073101
木彫りのように見えるけど、FRPに着色したものだそうです。

2014073103

ちいさなギャラリーの静謐な空間とよく合っていると思います。

あと2日間の展示ですが、もしお近くに行かれるかたがありましたら
ぜひ、ご覧になってください。

« 2014年7月 | トップページ | 2014年9月 »

最近のトラックバック

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ