«  悪童日記 | トップページ | ダスト »

2015年2月 1日 (日)

 アルゲリッチ 私こそ、音楽!

映画 「 アルゲリッチ 私こそ、音楽!」  BLOODY DAUGHTER

監督 : ステファニー・アルゲリッチ  2012年

2014102001

たぶん世界中のCD店で、クラシックのコーナーがあって、そこそこの品揃えがあるショップならマルタ・アルゲリッチ名義のCDが置いてないところな無いと思う。

なにしろ「今世紀最高のピアニスト」、マルタ・アルゲリッチ。

2014102201

この映画「アルゲリッチ 私こそ、音楽!」はマルタ・アルゲリッチとその娘達を巡るドキュメンタリーだ。 

が、最初に言ってしまうけど、この邦題はどうかと思うのだ。「~私こそ音楽!」って。

日本語のタイトルをつけるにあたって「アルゲリッチ」の固有名詞は必要なのはわかるけど、、「私こそ音楽!」って。。

映画の原題は「BLOODY DAUGHTER」。
「ブラッディ―・ドウター」、、直訳すると「血まみれの娘」!? 
、、、ずいぶん物騒な題名だな!と思うが。。
イギリスでは「BLOODY」は「やっかいな」とか「とんでもない」という意味で日常的に使われる言葉だそうです。

「やっかいな娘」というのは、この映画の監督でアルゲリッチの三女のステファニー・アルゲリッチに父親がつけた愛称で、それはそのまま父親違いの長女と次女のことでもあり、さらにはマルタ・アルゲリッチ自身のことでもあるようだ。

3人の娘の中で、長女のリダ・チェンだけが音楽家になった(ヴィオラ奏者)。
「ピアノがやりたかった私に父は言った。 『やめたほうがいい。
 母親には絶対に勝てない』 」
長女が一度も母と暮らしたことがないいきさつも映画のなかで語られている。 

次女のアニー・デュトワはジャーナリスト。 父親は指揮者のシャルル・デュトワ。
この人は「ラファエル前派」とか「ベルギー象徴派」とかの絵画のモデルのようなちょっと中世的な美人。

三女のステファニー・アルゲリッチは写真家、映像作家。 ただひとり「アルゲリッチ」の姓を継いだ。

マルタと3人の娘の4人が芝生の上でペディキュアの色をどうする? とかどうでもいいようなことを話し合っているシーンがすごくいいです。

おそらく2、3ヶ月のうちにこの映画はDVD化されると思うけど、純然な音楽映画とはちょっと違うと思います。
演奏シーンもあるにはあるけど、そこを期待される方にはあまりオススメできないかな。 実際、僕の母は映画館で観て「つまらなかった」と言った。

「ピアノの女神」アルゲリッチが演奏直前にステージ袖で悪態をつくところとか、ましてや新幹線の車内で駅弁食ってるとこなんか観たくなかったとか、思っちゃう方にはオススメできないかも。 

僕はこの映画、邦題以外はすごく好きなのでDVDでまた観たいです。

«  悪童日記 | トップページ | ダスト »

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/551197/60957644

この記事へのトラックバック一覧です:  アルゲリッチ 私こそ、音楽!:

«  悪童日記 | トップページ | ダスト »

最近のトラックバック

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ