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2015年11月23日 (月)

KANO 1931 海の向こうの甲子園

映画 「KANO 1931 海の向こうの甲子園」  



  2015年11月8日 KAWASAKI しんゆり映画祭にて



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もう2週間近く経ってしまいましたが、、、
今年もこの時期に「しんゆり映画祭」。 
最終日の最終上映はこの台湾映画の「KANO 1931 海の向こうの甲子園」。



 かつて、甲子園に台湾代表は出場していた、なんてこの映画を観るまで全然知らなかった。



1931年、日本統治時代の台湾から甲子園に出場し、決勝まで勝ち進んだ「嘉義農林学校野球部(KANO)」の実話をもとにした物語。



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すでにDVDにもなっていて、TSUTAYAでは「邦画」の棚にあるけど、この作品は「台湾映画」だ。 日本人の俳優と、野球経験があるけれども演技の経験がない台湾人の若者がキャストで、言語がほとんど日本語の台湾映画。 台湾では空前の大ヒットを記録した。



上映時間185分(!?)。 
3時間もあるのかよ! こりゃ万一、すげーつまんない映画だったら苦行だな~などと思っていたのだが、これが長時間を感じさせないすばらしい映画だった。
、、正直に言うと2度ほど泣いた。



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主演の野球部の鬼監督役に永瀬正敏。この映画のために少しだけふっくらして貫禄つけている。その妻役に坂井真紀。
それから台湾の農業の発展に大きな貢献をした水利技術者役に大沢たかお。
こういう人物を描いているところが、台湾って親日国だなあって思う。 
、、ただ永瀬正敏と大沢たかお、この2人が映画に出ていながら演技で絡む、共演するシーンがまったく無かったのは、ちょっと残念、もったいなかったかなという気はしますが。



、、、あと、最後の音楽は「歌」でないほうが。。



映画祭ではこの映画のパンフレットの販売はなかったので、その日のうちにAmazonで検索して注文した。 やや割高だったが、パンフは新品でチラシ2種類も付いてたので、まあいいか。。



                            ・



嘉義農林の選手が雨中の敗戦となった試合の後、合宿所で打ちひしがれる生徒たちに向かって、近藤監督(永瀬正敏)が語る言葉がすばらしい。



で、DVDから文字に起こしてみました。



 (燭台(ろうそく)を持って) 「今日はただこれを見つめろ」



「  自分を鷹だと思え。



  崖の縁に立ち、お前の眼はもうひとつの眼を持っている。



  追うものと追われるもの定まった瞬間、空高く翼を広げ、その状態を保ち続けろ。



  自分の眼とその翼を使って、大地を見下ろすんだ。 いいか、



  1、まず極限まで翼を広げろ



  2、迅速に急降下



  3、瞬時に爪を振りかざし



  4、攻撃 。



 1、2、3、攻撃  1、2、3、攻撃!



 全体のリズムを掴め。 そして全体を制するんだ。



 1、2、3、 攻撃!  1、2、3、攻撃!



 徐々に獲物に近づき、徐々に詰め寄るが、視界はしだいに広がり、



 しかも簡単に風を操っている



 1、2、3、攻撃! 1、2、3、待て! 1、2、3、攻撃!



 お前は完全に獲物の意志を制した。



 1、2、3、待て! 1、2、3、攻撃!、、、、」



野球と全然関係ないこと言ってるようでもあるけれども、「自分をも俯瞰する冷静さと攻撃性のバランス」を説いているのだと思う。 ひらたく言うと「落ち着け」ということになるんだろうけど、それをこの台詞と映像、音楽で名シーンに昇華させた。



、、、このシーンの永瀬の語りの音声だけ、自分のiPodにダウンロードしときたいわ!



                          ・



エンドロールが終わって、客席からは満場に拍手が送られた。
僕が観に行った映画では、まだ3度目のことだ。



そして、上映後は主演の永瀬正敏と日本人野球部員を演じた、大倉祐真、飯田のえる、山室光太郎の3人の若手俳優と映画評論家の佐藤忠男によるトークショーが行われた。



、、、永瀬さん、ちょっと映画「アウトレイジ」の頭脳派ヤクザにみえないこともないです、、、


いや、カッコいいです。 濱マイクを彷彿とさせるね。

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このトーク、ちょっと司会進行が不慣れなせいもあるのか、3時間の映画観たあとにトークが1時間以上あったわけで、もうちょっと簡潔にサクサク進めてくれたらいいのに、と思った。 それはアンケートにもちゃんと書いた。



さて、トークの終わりに観客からの質問コーナーがあり、
それからチケットの半券を使った抽選会があった。

最初に永瀬正敏が引いた。
司会の女性がマイクで言う「はい、では整理番号39番の方! 当選です!」



、、、、!!? 「はい!」って立ち上がって手を挙げましたよ、私は!



当選の品はこれです!





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限定5個のサインボール。本物の甲子園仕様の硬球であります。



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この映画の馬志翔(マー・ジーシアン)監督とこの日の永瀬正敏、大倉祐真、飯田のえる、山室光太郎、合わせて5名のサインがあります。



たぶん、馬監督のサインは台湾であらかじめ書いてもらって、永瀬正敏と3名の俳優のサインは同じマジックで書いてあるので、11月8日のこの日に書いたのだと思う。



5個のうち、永瀬さんが当てた番号はこのひとつだけで、この日の観客の数はわからないけれども、ほぼ満員だった。小劇場のキャパは195席。
こんなことが、こんなうれしいとは思ってなかった。



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僕らの年代は子供のころ皆自分のグローブを持っていて、友達と草野球をやキャッチボールをしたことはあるが、僕は野球選手の経験はない。
なので、硬式野球のボールというのは、初めて手にした、と思う。



実際に手に取ってみて、今さらながら「これ当たったけっこう痛いね」。



いろいろ投手の握り方を試してみる。人並み外れて手が小さい僕には「フォーク」も「スプリット」も無理だな。



                          ・



やっぱり野球映画っていい。 「がんばれベアーズ」も「42」も。



僕は「フィールド・オブ・ドリームス」のラストの「亡くなった父親とのキャッチボール」は何度観ても涙腺が決壊しそうになります。



「KANO 1931海の向こうの甲子園」。 ぜひ観てみてください。



















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