« 多摩クラフトフェア | トップページ |  セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター »

2015年12月 2日 (水)

 あの日のように抱きしめて

映画 「あの日のように抱きしめて」 2014年ドイツ映画

2015120203

1945年、ベルリン。元歌手のネリーは顔に大怪我を追いながらも強制収容所から奇跡的に生還し、顔の再建手術を受ける。 顔の傷が癒える頃、ピアニストだった夫と再会するが、容貌の変わった妻に夫は気づかない。 「君は収容所で亡くなった妻にどこか似ている」、、、(そりゃそうだ)。 そして亡くなった妻になりすまして遺産を山分けしようと「妻に似ている女」(実は本人)にビジネスとして持ちかける。 「夫は自分を愛していたのか、それとも裏切ったのか」。 その思いに突き動かされ、提案を受け入れて、自分自身の偽物になるネリーだが、、

、、というのがこの映画のストーリーです。

98分。まったく無駄のない台詞と演出の心理サスペンス。

見どころは、「この男、いったいいつになったら、女の正体に気づくんだ!?」と、それに尽きます。 ネリーが収容所から生還して最初に聴く曲クルト・ヴァイルの「SPEAK LOW」がラストに彼女自身の歌唱で重要な役割を果たします。
、、DVDになったら、じっくり観たい名シーンです。

                           ・

それにしても、昨年から今年の戦後70年、ドイツ映画はナチスに翻弄された人々をあつかった作品が多い。 
ナチス高官の子供達の逃避行を描いた「さよならアドルフ」。
ナチスに処刑された無実の15人のフランス人捕虜。「シャトー・ブリアンからの手紙」。
それから今作の「あの日のように抱きしめて」。
どれも、戦争や軍人そのものではなくて、それによって大切なものを失った人たちの物語だ。

                           ・

そしてもう1作。こちらはアメリカ映画だが「黄金のアデーレ 名画の帰還」。 これもすばらしい映画だったんだけど、それについては次回に。

 

« 多摩クラフトフェア | トップページ |  セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター »

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/551197/62795748

この記事へのトラックバック一覧です:  あの日のように抱きしめて:

« 多摩クラフトフェア | トップページ |  セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター »

最近のトラックバック

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ