« 本年もよろしく | トップページ | krajina - 風景  出久根育 »

2016年1月24日 (日)

「 鎌倉近代美術館(カマキン)最後の展覧会」に行ってきた

昨日1月23日は鎌倉の「神奈川県立近代美術館」に行ってきた。

鶴岡八幡宮の敷地内にあるこの美術館は1951年に誕生した。
日本で最初の公立の「近代美術館」なのだが、八幡宮との借地契約が切れることと、建物の老朽化などの理由で今月いっぱいで一般公開が終了する。
いま開催されているのが「鎌倉館、最後の展覧会」になる。

2016012415


PART1~3の3期にわけての美術館の所蔵作品の展示だが、普段企画展などのときは美術館のコレクションを一望できることはなかなかないので、これはいい展覧会です。
この美術館は所蔵品がすばらしいので、観とかないともったいないです。

先月のNHK「日曜美術館」でとりあげられて、そしてあと残り1週間ということもあってかお客さんも通常より少し多めみたいだ。

僕もここは何度も来て好きな美術館だけど、なんていうか他にない旧さ、時代遅れ感があるのは否めない。 、、それも魅力のひとつでもあったけれども。

まず、外のチケット売り場で入場券を買って、階段を登る。

2016012416


スロープもエレベーターもエスカレーターもないので、階段を自力で登れない方にはとても不親切な構造だし、ロビーにあたる室内空間がなく、館内入っていきなり展示室というのも他ではあまりない。 展示室から次の展示室に移る際に必ず外に出る、外気に触れるのは好きなところだけれども、これも他の美術館ではまず無いな。

2016012418


第1展示室と第2展示室の間にあるカフェの壁画「女の一生」が素敵です。

数日前の天気予報では、昨日は「雪」だったが、結局南関東はほとんど降らなかった。
実は「大雪」を期待していたので、ちょっとがっかりだった。
雪が降りしきる美術館の中庭や池の景色を見たかったのだが。

2016012413


2016012417


展示は良いですよ。 限られたスペースになるべくたくさんの作品を展示したいという意図なのだろう、すこし絵と絵の間隔が詰めてあるようには感じるけど、ほとんどの油彩画の額にはガラスやアクリル板がなくて見やすい。 床に一応テープが貼ってあるけど、けっこう近くで絵肌を見て、絵の具の重なりや制作過程を読むことができる。

僕の好きな松本竣介も4点展示されてます。

  「自画像」

2016012401

「立てる像」 162×130cm 

2016012402


ものすごく上手いというほどでもないと思うが、僕はこの絵が好きだ。

人物(自画像)に対して風景や建物のミニチュア感はんぱない、なんてツッコミも聞こえてきますが、いい絵だ。

1942年制作という時代感すらも塗りこめられているようだ。
13歳の時に病気で聴覚を失っていた竣介は、おそらくそれが理由で召集されなかった。
そんな時代に何を思ってこの絵を描いたんだろう、とかそんなことまで思ってしまいます。

現物の作品を観ると「足の間の黒い犬」まで確認できます。

                          ・

そtれにしても鎌倉の鶴岡八幡宮のこの地に、美術館があるというのが良かったのに。

建物は当面保存されるらしいけど、何年か先に再契約して、建物の補強、リニューアル工事して再開館とかならないもんかな~。 そういう話ないですか?

2016012419


あと1週間、1月31日まで。


« 本年もよろしく | トップページ | krajina - 風景  出久根育 »

展覧会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/551197/63115378

この記事へのトラックバック一覧です: 「 鎌倉近代美術館(カマキン)最後の展覧会」に行ってきた:

« 本年もよろしく | トップページ | krajina - 風景  出久根育 »

最近のトラックバック

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ