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2016年2月27日 (土)

「 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 」

本谷有希子さんは昨年のTBSラジオの「トップ5」という番組の曜日レギュラーで出演していた時によく聴いていて、それで本職が「劇作家」だと知った。 それよりも彼女の喋りが面白かった。
小説家として、一年後の芥川賞をとるとは思ってなかったが。 

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「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」という挑戦的はタイトルの本は、もともと戯曲(舞台の台本)として書かれたものを小説化して、さらに2007年に映画化もされた作品だ。

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「あたしは絶対、人とは違う。特別な人間なのだ」
女優になるために上京していた姉・澄伽(すみか)が、両親の訃報を受けて4年ぶりに故郷に帰ってくる。その日から澄伽による、妹・清深(きよみ)への復讐が始まる。 高校時代、妹から受けた屈辱を晴らすために。。

主な登場人物は、澄伽、清深の姉妹に血の繋がらない兄、宍道(しんじ)とその嫁の待子の4人。 もともと舞台劇のためか、舞台設定が家の中が多い。そして、その舞台を再現するかのごとく、執拗な情景描写とどこか舞台の台詞を思わせる独特な言い回し。
主人公の澄伽はどこまでも自己中で勘違い女、なんだけど共感できるところもちょっとだけあったりします。

この本は、電車の移動時間で、わりと一気に一気に読んでしまった。
そして、読み終えたその日に、DVDで映画版を観た。

出演は澄伽が佐藤江梨子、妹の清深に佐津川愛美、兄が永瀬正敏、兄嫁が永作博美という、この作品にとっては最高のキャスティング!

だって、この出演陣を知って小説を読んでいると、DVD観るまえから、勝手に脳内で彼らが演技し続けて、もう映画観終わったような気になったくらいだ。

特に主演の佐藤江梨子は最高だな。「高慢で自分を特別だと思っている勘違い女」この役はこの人しか考えられん。(、、最大級に褒めているのです)

「やっぱりお姉ちゃんは最高に面白いよ。そんなに面白いのに私の前に帰ってきちゃ駄目じゃない・・・! お姉ちゃんは自分の面白さを全然わかってない!」

最後はほとんどマンガだな、と思って読んでたら、映画でその台詞の後のシーンはほんとにマンガになっていた。 最後の小道具は最初のほうに伏線があったのだな。

ラストは小説と映画でちょっと違う。まだこの先があるかのようなラストシーン。

惜しむらくは永作博美演じる、バカがつくほどお人よしすぎる兄嫁を映画でもうちょっと細かく扱ってくれたらいいのに、と思った。

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面白かったんで、パンフレット手に入れてしまいました。Amazonで¥200で。

過去の映画パンフレットでも、ヤフオクかAmazonでけっこう見つかりますね。
だいたい安いほうで入手してます。


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