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2016年3月20日 (日)

「 消えた声がその名を呼ぶ 」

映画 「消えた声がその名を呼ぶ」   監督:ファティ・アキン

 ドイツ・フランス・イタリア・ロシア・カナダ・ポーランド・トルコ 2014年

2016031906

この映画は1月24日に新百合ヶ丘の「川崎アートセンター・アルテリオ映像館」で観た。
うわっ、もう2か月近く前ではないか。。。

このブログでは、僕が観た映画の感想などについても、短い駄文を書き散らしているが、実をいうとここで取り上げていないままの映画のほうが近頃は多かったりする。

もう劇場公開が終わってしまった作品も多いかもしれないが、そんな映画も良い作品については書き残しておこうかと思います。

2016031905


1915年、オスマン・トルコ。 トルコで最大のタブーと言われる(全然知らなかった)トルコ人によるアルメニア人虐殺。
強制連行されたアルメニア人鍛冶職人のナザレットは処刑場で喉を切られるが、処刑人が罪のない人間を殺すことに躊躇したため傷は浅く奇跡的に生き残るが、声を失ってしまう。やがて戦争が終わり、そして娘が生存していることを知った彼の旅が始まる、、、
トルコの砂漠からレバノン、キューバ、フロリダ、ノースダゴタへの地球半周、8年。 辿り着く先には 、、、

「声を失う」というのは象徴的だ。 アルメニア人大量虐殺についてはトルコ人も触れてはいけないし、アルメニア人も話してはいけないことだから。

凄惨な殺戮と暴力の描写と、土地を追われたアルメニア人の地獄のような難民キャンプの光景の描写は凄まじい。 娘を探す旅に出る後半はちょっと緊張感が緩んでしまう感じはします。 物語は「8年におよぶ旅」らしいのだが、その時間の経過はわからなかった。僕だけかもしれないが。 
撮影は見事。美しい風景と最低のゲスな人間と救いの手を差し伸べる慈悲の人々と。

後半、退屈なところもあったが、ラストには感動した。

           www.bitters.co.jp/kietakoe

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