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2017年9月

2017年9月 1日 (金)

 デッドマン

映画 「 デッドマン 」  1995年アメリカ映画 

監督・脚本 : ジム・ジャームッシュ

音楽:ニールヤング

この映画は公開当時、日比谷シャンテで2回観た。
いまでも年に3回くらい観ている。

主演のジョニー・デップが銃口を向けたDVDジャケットのせいですかね、レンタル店のTSUTAYAとかだとこの作品は「アクション」の棚にあったりする。
西部劇の世界だけど、アクション映画と呼べるほどの激しい銃撃戦のシーンはほとんどないので、ちょっと違和感。

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19世紀後半のアメリカ大陸、東部の街からやってきた青年紳士ウィリアム・ブレイクが心臓の脇に銃弾を受けたまま西へ西へと逃亡の旅を続けるロードムービー。

彼を助けるインテリのインディアン「ノーボディ(誰でもない)」は、ブレイクの名前を知ると、何故だか何十年も前に死んだイギリスの詩人ウィリアム・ブレイク本人だと思い込んでしまう。「デッドマンだ!」。 

この監督の映画にしては、少々残酷なシーンもあるにはあるけれども、白黒の映像がとにかく綺麗です。 

徐々に弱って身体で「デッドマン」に近づきながら、やがて海に辿り着く。
朦朧とした意識の最期の旅はひとり小舟に乗って太平洋を漂う。

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この映画「デッドマン」で何よりも好きなのが、実は音楽。

ニール・ヤングの全編ライブ。 ほとんどエレキギター1本の即興演奏(歌ってない)。
この映画全体がニール・ヤングのギターのPVだといってもいいくらい。
正直ものすごく上手い!、というほどではないと思うけど、早すぎない旅に寄り添うような、重く歪んだ、心にどーんと残るちょっと忘れられない演奏。
最初、劇場で観たときに「こんな映画音楽もあるんだ!」と感動したのをいまでも覚えている。 サントラCDが出たらすぐに買いました。
 素晴らしい。

「デッドマン」はジョニー・デップ出演作ではもっとも好きな作品のひとつだ。

「 ニホンオオカミは消えたか? 」

「 ニホンオオカミは消えたか? 」 宗像充 [著]

オオカミに惹かれる人は多い。
ギラギラした野生、媚びない生き方の象徴だったり、美しい姿や面構えだったり。


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「ニホンオオカミは消えたか?」は100年以上前に絶滅したとされる日本固有種のオオカミの正体を追うノンフィクション。
2017年1月初版発行で、ニホンオオカミ関連の書籍ではもっとも新しい本だ。 
著者の宗像充氏は1975年生まれのジャーナリスト、、あ、年下じゃん。。

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2012年2月にNHKで「見狼記」というドキュメンタリー番組が放送されて、たまたま僕もそれを観た。 各地に伝わるオオカミ信仰や、今もニホンオオカミの存在を信じて探している「オオカミに憑りつかれた人」に取材したりと、面白い内容だった。 
それまでオオカミというと「タイリクオオカミ」だと思っていた僕も、それよりすこし小さいとされる「ニホンオオカミ」に俄然興味をもった。
今にすると「なんであの『見狼記』録画しとかなかったんだろう」と思うけど、いや2012年当時は録画機器もってなかったしなあ。 NHKのオンデマンドのリスト探しても「見狼記」は無かった。

この本「ニホンオオカミは消えたか?」は「見狼記」の内容もふまえて、登場人物にも取材を重さねた渾身のルポタージュ。 面白かった。 
学術的な分類の情報、多くの文献、それに実に多くの人物を訪ねよくぞここまで調査してくださった、と思う。
「ニホンオオカミとないったい何か」を明らかにして、それはほんとうに消えたのか、というまるでミステリー小説を読んでいるような展開と構成。

ニホンオオカミというマイナーな分野ながら、著者やこの本の登場人物たちのエネルギーと狂気にもにた情熱の一冊。

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