展覧会

2017年8月14日 (月)

バベルの塔

40年ほど前だが「バビル2世」というテレビアニメがありまして、漫画家・横山光輝の原作で
ストーリーや主人公の顔も今となってはうろ覚えなのだが、なぜか主題歌の歌詞は憶えていて、ていうか今でも口ずさめるほどだ。 アニソンってやっぱりすげえなあ、と思う。
で、悪の帝王「ヨミ」と戦う超能力少年バビル2世の拠点が「バベルの塔」なんであります。

5000年前に地球に不時着した宇宙人「バビル」によって建設され、超高性能コンピューターで管理され、人口砂嵐を起こしてその場所を人類に知られていない「バベルの塔」!
、、、それが僕にとっての「バベルの塔」の最初のイメージだ。

なのでずーっと後になって、ブリューゲルやその他の西洋絵画で「バベルの塔」があるのを知ってほんとうに驚いた。 「バベルの塔は実在していたのか!?」と、、、違うって。

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そして、「バベルの塔」展! 

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僕は5月に観に行きました。上野の東京都美術館での展示は7月2日で終わってしまったけど、そのあと7月18日~10月15日まで大阪の国立国際美術館で開催中だ。 その後の巡回はないようなので日本で観るなら大阪がラストチャンスだな。

ブリューゲルの「バベルの塔」。 生涯3点描いた内、現存しているのは2点。今回来日しているのはオランダの「ロッテルダムの塔」。 もうひとつの「ウィーンの塔」よりサイズはちいさいが隅々まで完成度は高いです。

たぶんブリューゲルの油彩作品の実物を観るのは今回が初めてだ。

これはすごい。 絵のサイズは599×746mmと意外と小さいが、塔と風景の巨大なスケール感と恐ろしく緻密な描写。蟻のように蠢く人間たち。 

旧約聖書のとおりなら、神の怒りに触れて壊されてしまうことを暗示するかのような、なんだか不穏な雲がたちこめつつある。

この「バベルの塔」を日本で観られることは、おそらくないだろうから東京展が終わるまえにもう一回くらい観にいけばよかったかな~とか、ちょっと後悔してます。

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追記: 「バベルの塔」展には「奇想の画家」ヒエロニムス・ボス(ボッスと表記されてる場合もあり)の油彩作品2点「放浪者」と「聖クリストフォロス」が初来日してます。
展覧会ではこの3点だけをじっくり時間をかけて観た。 それだけで充分満足でした。

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展覧会限定グッズ。 「バベルの塔のスノードーム」。
これは何かとお世話なっている詩人の友人にプレゼントした。
彼はスノードームのコレクターだと知っていたので。 僕よりさきに「バベルの塔」に行ってなかったようでホッとした。

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ブリューゲル研究家として有名な森洋子氏の新刊「ブリューゲルの世界」が出版された。
が、僕の好きな「イカロスの墜落」は未収録。 ご本人の解説によると、この作品はブリューゲルの真作ではないというのが、最新の研究によって判明したそうで、多くの「イカロスファン」を落胆したという、、、 僕もがっかりです。。

2016年12月11日 (日)

東逸子 個展 

銀座のスパンアートギャラリーで画家、東逸子(あずま・いつこ)さんの個展を観てきた。

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                                        http://www.span-art.co.jp/

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新作はドイツの伝説の鳥「ヘルシニア」から触発された、水彩ベースのドローイングが10点前後なのだが、そのテーマに合うそれまでの銅版画作品も展示されている。

僕はこの作家の緻密で深淵なイメージの銅版画のファンで関連の書籍も3冊ほど持っている。 特にこの「シェイクスピア幻想 〈道化たちの夢物語〉」の挿画はすばらしい。

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展示の銅版画は「点描エッチング・アクアチント・ルーレット、、」などと技法も明記してあったので、マニアとしては制作過程や時間を想像しながら観て、それほど大画面でもないのに、ひとつひとつの作品の技術はもちろん、熱量に圧倒された。

なかなか作品を直接観る機会がなかった作家、銀座まで行った甲斐があった。

ちなみに、東逸子さんご本人にはまだ一度もお会いしたことがないのだが。

                        
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これは10年近く前にたまたま本屋で見つけて買った絵本「月光公園」。

展覧会は明後日、12月13日(火)まで。

2016年6月11日 (土)

森羅万象を刻む - デューラーから柄澤齋へ

先日、町田市立国際版画美術館で6月19日まで開催されている「 森羅万象を刻む デューラーから柄澤齋へ 」を観てきた。

                                   http://hanga-museum.jp/

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2月に日本橋の不忍画廊で「ビュランに捧ぐ 渡辺千尋と門坂流 展」を観てきたけど、この「森羅万象を刻む」も同じく「ビュラン」と呼ばれる版画用の彫刻刀で刻まれた版画作品の、いわば「歴史」を辿る展示になっている。

  これは僕のビュラン。 まず刃先を鋭利に砥げなければ、道具にならないです。

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展覧会では銅版画(エングレーヴィング)だけでなく、木口木版画の作品も多数展示されています。 「木口木版」は堅い木を「輪切り」にした断面に線を彫る版画です。 木を縦に切った「板目」より目が詰まっているので細かい表現が可能なのです。
木口木版では、僕がファンである柄澤齋さん、彼に影響を与えた日和崎尊夫の作品を展示されている。

ほとんどの作品が黒一色のモノクロ作品。 ま、はっきり言って地味な展覧会ではある。

銅版画は凹版なので彫った線が黒くなる。
木口木版は凸版だから彫った線が白い。

どちらにしてもその「線」はまさにまさに「超絶技巧」。

展示室に入る受付でルーペを借りた(もちろん無料)。 
作品の全体を観てから、その線をルーペで拡大しつつ追っていくと、膨大な手間と時間に頭がくらくらしてくるわ。

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1点、不思議な作品を紹介しよう。

 クロード・メラン 「聖顔」 1649年

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布にイエスの顔が現れたという、聖書の元ネタはさておき、この作品をさらに拡大すると、、

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マジか!、、、
! ! ? この作品は螺旋状に刻まれた「1本の線」の強弱だけで描かれている、、! !

こんなことが出来るのか?  あれこれ制作手順を想像してみた。

ビュランの刃先は常に一方向を向いているので、曲線は版のほうを動かして刻む。
この木の年輪より多いかもしれない線を刻むのに銅板をどのくらいクルクル廻したんだろう、とかしょうもないことに頭を巡らしてしまった。

「森羅万象を刻む」はあと1週間。 6月19日(日)まで。

2016年6月 5日 (日)

 国芳・国貞 展 

6月3日(金)、渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアムに「俺たちの国芳 わたしの国貞」を
観にいった。

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大盛況のため会期最後の1週間は5月30日(月)から6月2日(木)が20時閉館。6月3日(金)と4日は21時まで、となっていた。 さすが、映画館や、オーチャードホール、シアターコクーンも運営してるBunkamura 、こういうとこは臨機応変だね。

しかし会期2日前。 すごく混雑していた。これほどとは!

しばらく前にチケット販売サイトのイープラスからこの「くにくに展」の「プレミアム内覧会」のお知らせが届いた。それは平日の一般開館が終了したあとの19時半くらいにあらかじめ予約していた会員だけが入館できてゆっくり鑑賞できるという企画だったのだが、その代金が限定グッズ(たしか皿だった)込みで¥3500というだいぶ高額だったため見送った。
けれど、あの人だかりを見て「やっぱプレミアムで観た方がよかったか、、」と後悔した。

ほんとは先日熱狂のうちに終わった東京都美術館の「伊藤若冲展」とかもそういう企画してくれればいいのに、と思う。 「若冲のプレミアム内覧会」とかあったら私は¥5000でも行くぞ。

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なにしろ「歌川国芳」。 発想の豊かさ、斬新な構図と色彩。

僕は特に、国芳の躍動感みなぎる「武者絵」が大好きだ。

人が多くて疲れたけど、それでも観てよかったと思うわ。

展覧会グッズの売り場の会計が長蛇の列だった。
唯一欲しかった「髑髏柄の手ぬぐい」は売り切れだったので何も買わなかった。

これは2011年12月、「森アーツセンター」での「没後150年 歌川国芳 展」の図録。

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この1冊は国芳だけで作品点数が多く、印刷のきれいで気に入っている。

やっぱり、国芳かっこええ!

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渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムでは来年2月23日から「河鍋暁斎 展」がありますね。
これも見逃せない。

高島野十郎 展 -光と闇、魂の軌跡

目黒区美術館で「没後40年 高島野十郎 展 -光と闇、魂の軌跡」を観た。

高島野十郎(たかしま・やじゅうろう 1890-1975)という画家のことは今回この展示を観るまで、知らなかった。 まったく不勉強であります。

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150点ほどの展示作品のなか、もっとも心惹かれたのは第4章の「静物」。

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この「からすうり」(53×41cm)も「写実」に違いないんだけど、画面の隅々まで描ききる、
なんていうか宗教的な「慈しみ」みたいなものがあります。

なんとなく先日まで上野で公開されていた伊藤若冲の絵にも通じるものがあるようにも
感じた。

それから、最後の展示室にあった「蝋燭」のシリーズ。

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約23×16cmくらいのサイズの「蝋燭」の絵が20点近く、ひと部屋まるごと「蝋燭」に囲まれているという、油彩にしては小品ながら「圧巻」の展示だった。

ほかの風景画とかのひとつひとつの作品はどんなものだったか忘れてしまっても、こういう作品の展示は、たぶんずっと忘れないと思う。

展覧会の図録(税込¥2500)を買おうと思ったら、手持ちの現金が¥800。。

クレジットカードは使えず、現金のみなのだという。

「一般の書店でもご注文できます」ということなのでそうすることにした。


2016年4月 3日 (日)

 ヘレン・シャルフベック 展 再び

昨年の7月25日に上野の東京藝大美術館で観たフィンランドの画家「ヘレン・シャルフベック -魂のまなざし」が仙台ー広島と巡回して、そしてラストの「神奈川県立近代美術館・葉山」。
3月26日、最終日の1日前にいってきた。

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「葉山館」は皇室の「葉山御用邸」からすこし鎌倉方面に行ったところにある。
逗子駅からバスで行くとどのくらいかかるんだろうか。 たぶん20分以上かかるのかな。
いつも自分のクルマでしか行ったことがないからしらんけど。

土曜日でも早い時間(9:30)につくと駐車場はこんなだ。

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ヘレン・シャルフベック。 このフィンランドの女性画家は昨年まで知らなかったが、なんといってもこの絵がすばらしい。

 「 快復期 」 1988年

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会期終わりに近いこの日は「快復期」のポストカードは売り切れだった。 ま、そうだろうな。

クリアファイルとB3くらいのサイズの額絵を買った。

会場が変わって二度目の今回はこの絵に再会するために行ったようなもんだ。
午前中は鑑賞者も少なくて時間をかけてじっくり観ることができた。

病み上がりの少女を描いたこの絵は、婚約破棄された時期の後の作品らしい。 それで画家自身の「快復期」という意味で評論されたりしているそうですが、そこいらへんはあまり関心ない。

上手い! 直線と曲線の画面の構築も上手いし、ざっくりとだが、適格な筆致もすばらしい。 印刷物だとわからないが画面はわりと重厚なマチエールだ。手に持っている草(たぶん生の象徴か)はそこだけしっかり絵具が盛られている。

画面の左上に窓が描かれているが、光の方向からして少女が向いている画面の外にも窓がある。 室内画だけど「外」への憧憬を感じさせるこの作品が、海を見下ろす窓がある「葉山館」で展示されるのはふさわしいように思える。

「ヘレン・シャルフベック展」は昨年夏の東京展のあと、仙台展、広島展と巡回してきた。
仙台では、震災で被災した人や関係者の方とかもこの展覧会を目にすることがあっただろうか。5年が経つ今に絵の題名と、街や暮らしの「回復期」に思うところがあったり、そうでなくても、僕と同じように同じポストカードを複数枚買って、友人にプレゼントしたりする人もたぶんいただろうと思う。

「快復期」は日本での展示を終えて、フィンランドの国立美術館に戻った頃。

また、想像を巡らしてみる。 彼の地の住人の中には、世界的にそれほど有名ではないこの絵が好きで毎月のように、毎週のように美術館に通ってこの少女に逢うのを心の支えにしている人がいたとしたら、その楽しみを10か月に亘って奪ってしまったことになるんだろうか、とか。。 

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それにしても神奈川県立近代美術館の葉山館。 都心からのアクセスがいいとはいえないけれど、すごくロケーションが良くて好きな美術館だ。
それだけにちょっと残念なのが、意外と展示室が少ないこと。鎌倉館(カマキン)が閉館して
鎌倉別館も10月まで休館している今、近代美術館のコレクションを展示できるところは他にないわけで、2階は建築制限があるのかもしらんけど、地下の図書室なくてもいいから常設展示ができる展示室もあったらよかったのになあ、と今になって思う。

2016年3月15日 (火)

カラヴァッジョ展

 カラヴァッジョ展  2016年3月1日(火)~6月12日(日)

  国立西洋美術館  http://caravaggio.jp

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3月6日(日)に上野の国立西洋美術館に「カラヴァッジョ(1571-1610)展」を観に行った。

今年は「日伊国交樹立150周年だそうで、都内ではすぐ近く、同じ上野公園内にある「東京都美術館」では「ボッティチェリ展」、そして両国の「江戸東京博物館」では超ビッグネームの
「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦」展が開催されている。

そのボッティチェリやレオナルドなどのルネサンスのビッグネームと比べてしまうと、いまいち
一般の知名度が足りないせいか、日曜日の美術館だというのに、それほど混んでいなかった。 ま、そのほうがいいけど。

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展覧会出品の51点の内、カラヴァッジョの作品は12点。 
その他はカラヴァッジョの画法に影響を受けた画家たち(カラヴァジェスキ)の作品が展示されている。 なのでカラヴァッジョとその他の画家の作品を比べてみると、技術的な「格の違い」がはっきりとわかります。

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ。
ルネサンスの彫刻家、ミケランジェロに対して美術史上の「もう一人のミケランジェロ」ともいわれたりする。 (ちなみに「3人目のミケランジェロ」は映画監督のミケランジェロ・アントニオーニということで)

この画家の闇の中からスポットライトをあてたような劇的な明暗に浮かび上がる人物の表現はヨーロッパ中の画家に影響を与えた。 たぶん、カラヴァッジョがいなければレンブラントの「夜警」などの傑作群もない。

それと僕が興味惹かれるのが、この画家の人生、気性の激しさゆえの破滅型すぎる生涯。

なにしろ暴力沙汰を繰り返したあげくに、殺人を犯しローマから逃亡、放浪の果てに38歳で野垂れ死にしたという。

殺人を犯してからも作品は描き続けたが、殺人後の作品のほうが絵に異様な凄みがあるように思える。

そんな時期のいちばんの話題作が世界初公開の「法悦のマグダラのマリア」(1606年)。

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なぜ「世界初公開」か。 この作品は死後400年以上所在がわからなかったのが、2014年になって個人コレクターのもとで発見、そして真作鑑定が認められた。
そして今も美術館などのパブリック・コレクションではなく「個人蔵」のため、一般の目に触れるのはこの上野の展覧会が初めてなんですね。
オープニングレセプションでは海外メディアもこの絵の前に貼りついていたそうだ。

カラヴァッジョは亡くなるまでこの絵を手放さずにいて、一説には殺人事件の恩赦を受けるためだったともいわれる、いわくつきの作品だ。

この作品、今展覧会の最大注目作なのに、昨年作成、配布されたチラシには載っていない。 思うに、ギリギリまで所蔵者との間に貸出交渉などがまとまらなかったのではないだろうか、などと考えてみる。

無法者がどうしてこんなにも、美しい絵が描けたのか。

印刷物では何度も作品を観てきたものの、初めて実物を観て、さらに好奇心を掻き立てられます。

2016年2月11日 (木)

 ビュランに捧ぐ・・・ 

「 ビュランに捧ぐ・・・ 渡辺千尋と門坂流 展 」 2016.1・12(火)~2・13(土)

日本橋 不忍画廊 にて

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銅版画でももっとも古い技法の「エングレービング」。
「ビュラン」という彫刻刀で細い、細い線を直に彫っていく。
よく砥いだビュランで彫った線は、腐食で彫るエッチングの線とは違って、細く鋭く、美しい。
ちなみに紙幣などの肖像画はいまでもこの技法で彫られている。

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この展覧会はエングレービング技法で作品を作り続けた2人の銅版画家、渡辺千尋(1944-2009)と門坂流(1948-2014)の秀作各10点とその原版、それから愛用していたビュランなどの道具を展示、またこれまでに出版した書籍、画集なども展示、販売されている。

この展示はすばらしい。細い鋭い線の集積のみで彫られた版画。
線の集積はそのまま時間の集積だ。
その線は密集するところはくっついてみえてもほとんど交差されることがないのだ。
なんという集中力の持続。
楽しいとか、つまらないとか、飽きたとか、そういうものをすべて超えた、狂気にもにた世界。

会期わずかですが、時間があるかたはぜひみてください。
版画に興味のなかったかたにも観てほしいな。

今展のカタログが¥540で限定部数販売されている。 
小冊子だけどきれいな印刷です。

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2人の版画家の共通の友人である作家(小説、童話、詩)の寮美千子さんが「二人のビュラン憑き」というタイトルで文章を書いている。

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その冒頭で、門坂流氏の作品を初めて見たのは、2000年に青山の「ギャラリーハウスMAYA」で開催された「東逸子・門坂流 2人展」でのことだった、というようなことが書いてあった。 
そのほんの40分前まで、出久根育さんの個展を観るために、ギャラリーハウスMAYAに僕はいたので、ちょっと奇遇だなと思った。 いや、そうでもないか。

 

2016年2月 9日 (火)

出久根育 個展 その2

2016年2月6日(土)  港区北青山、ギャラリーハウスMAYA にて

チェコ・プラハ在住の画家、絵本作家の出久根育の個展の第2弾。

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この日は最終日。 仕事があったのだが早退して、なんとか16時半くらいに間に合った。

先々週までの、銀座のギャラリー「巷房」では最新作の黒一色の銅版画のみの展示だったが
「MAYA」では、個展では未発表だったもの、とくに絵本の挿画になったテンペラとガッシュ(不透明水彩)の作品や版画などが多かった。

壁一面に絵がぎっしりだったので、ちょっときゅうくつに見えなくもないが、それよりも見ごたえのある展示でした。

作家本人の許可を得たので画像を少し。

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3年前に購入した絵本の挿画になった銅版画もほとんど展示していたみたいだ。

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この本はすべてチェコ語なのでさっぱり読めないが、絵を読んで想像するに、「クリスマスの家族、子供に語るイエスの生誕と、人と心が通わせられないさびしい天使の物語」、、、
、たぶん。。

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短期間で2会場での個展、おつかれさまでした!

2016年1月30日 (土)

krajina - 風景  出久根育

先週の水曜日、銀座の「巷房」という画廊に出久根育さんの個展を観に行った。

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「krajina」という表記はチェコ語なのだろうか。 
彼の地に暮らして何年になるのかちょっとわからないけど、チェコを拠点に活動している画家
、絵本作家で、それからここ何年か親しくさせていただいてるアクセサリー作家の花岡舞さんの実妹であります。

  http://s.ameblo.jp/licht-m-h/

この会場では銅版画のみの展示。

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白い壁を黒一色のみのインクで刷られた「風景」がぐるりと囲んでいる。

東欧の冬を思わせる寒々とした情景もどこか温もりを感じさせる。

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昨年、町田の書店で偶然見つけて購入した「出久根育 作品集 ~ねずの木と赤い実~」
を持参していきサインをしてもらった。

「はい、、あれ、こういう装丁だったっけかな、、?」
、、、いやいや、大事な画集が汚れたり、傷つかないように、僕がトレーシングペーパーでカバーしてるんだってば 。 、、、

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ところで「巷房」がはいっている銀座1丁目の「奥野ビル」にはほかにも何軒のギャラリーが入っていて、他の用事で銀座方面に行ったときにも、ちょっと時間があれば立ち寄ることが多い。 いつごろ建てられたものなのか、銀座でもかなり古いビルなんじゃないだろうか。
このビルの階段やエレベーターは映像作品のロケに使えそうだなあ。
、、階段の途中でこんなものを見つけました

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この銅版画の展示は1月31日までですが、現在青山の「ギャラリーハウスMAYA」で、
出久根育 作品展の第2弾を開催中です。 まだ行ってないが、、。

こちらは、絵本の原画なども展示しているらしいです。

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                          ・

そういうわけですが、レヴューが遅くてすみませんです。
他にも書きたいものはいろいろあるにはあるのだが。。

それから、出久根さん誕生日おめでとう。

                          ・

 ~追記~              

あといちにちで鎌倉の「神奈川県立近代美術館」の一般公開も最終日だ。
先週僕が行ったときには降らなかったけど、もしかして雪のなかでフィナーレを迎えるのだろうか。 そうなったらいいな。 もういちど行きたくなってしまうなあ。











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