アート

2011年7月 3日 (日)

松本竣介の絵

今朝のNHK日曜美術館は秀逸だった。

仙台在住の作家、佐伯一麦(かずみ)さんと宮城県美術館所蔵の松本竣介の
1枚の絵のかかわりから竣介の絵を掘り下げていくというような内容だった。

現在「日曜美術館」は朝9:00の再放送を翌週の夜8:00に放送するという
スケジュールになっているので、この松本竣介の「音なき世界 再生の青」は
7月10日のPM8:00に観られます。

ただ後半15分の展覧会紹介の「アートシーン」のコーナーは同じ日で同じ内容になってる。

この「アートシーン」で先月、両国まで観にいった狩野一信の「五百羅漢」の展示も
知ったんだけど。。 今日で終わっちゃったな。

でも「五百羅漢」を僕が書いて、観にいった方もいたみたいで
このブログも少しは役にたっているのかな。

松本竣介(1912~1948)はもしかしたら最初に好きになった日本人画家かもしれない。

ちゃんとした画集ではないけど1983年のアサヒグラフ別冊「美術特集松本竣介」をもってる。
値段は手頃(\1200)なのにほとんどカラーページで貧乏人にはうれしかった。

もうよれよれだけど。。

0703_003

0703_004

0703_001

鎌倉の神奈川県立美術館所蔵の作品以外は
あまり実物を観る機会はなかったのだが、東京生まれ岩手育ちの竣介の作品は
東北の美術館にわりと多くあるらしい。
東北にいく楽しみがひとつ増えた。

この人は耳が聴こえなかったから、こんな静かな絵を描いていたんだと
僕に言った先生がいたけど、そうでもないんじゃないかと思ったのを覚えている。
だって13歳までは聴こえていたんだから、って。

風景画もいいけど、僕はこの短命な画家の描いたちょっと憂いのある「顔」が好きだ。

0703_002

これは、「自画像」。 写真でみる本人も優しい容姿です。

0703_005

2011年5月22日 (日)

はる時計

「はる時計」の及川君から2011年のカタログが届いた。

0522_005

デザイン・フェスタ2日間、ずっと愛用している「はる時計」をつけていたのが
「どこの時計ですか?」と訊いてくる方も何人かいた。

残念ながら今回のデザフェスには出展していなかったので
「何番のブースにいますよ」と案内してあげることはできなかったのが、
ご興味のある方はサイトを御覧になってください。

ちょっと細かいオーダーにも応えてくれますよ。

0522_006

  http://www.cronoa.jp/

    http://halwatch.blog33.fc2.com/

2011年5月11日 (水)

「 苦い飲み物 」

先週の金曜日、渋谷でフェルメールを観たあとで売店でポストカードを3枚買った。

・・・はずなのだが、帰って袋をあけたら2枚しか入ってない。。

ひっくりかえしても、いくら透かしても2枚。
レシートには3枚、¥300とある。

たまにこういうことが私にはある、、、

コンビニで買ったはずのコロッケが入ってないとか、

肉まん買ったのに、食ったらピザまんだとか、

つぶあんと注文したのに、こしあんだったとか、、、

早速、電話した。 

事情を話したら、こちらに送ってくれるというので、そうしてもらい昨日届いた。

フリーダイヤルではなかったので¥100のポストカード1枚送ってもらうのに
たぶんそれ以上の電話代を使ったと思う。 まぬけな話だが。

僕の電話のあと、売店を調べたら、その購入したカードが保管されていました、という
内容の丁寧な詫び状も。

で、Bunkamuraから届いた1枚がこれ。

2_001

アドリアーン・ブラウエル 《 苦い飲み物 》  1636~38年頃

油彩・板  47.3X35.3cm

ぜんぜん知らない画家の作品なんだけど、
こんな感情むき出しの、無名の人物の肖像って当時まだ珍しかったんじゃないかな。

「手」なんか見るとあんまりうまくないけど、、、なんかROCKだ。

2_002

2011年5月 3日 (火)

 安曇野 2

安曇野ちひろ美術館に行って思い出したんだが、
30年くらい前のさだまさしの「歳時記 (ダイアリー)」という歌に

 ♪そんなちひろの子供の絵のような  君の笑顔が好きだった 

とかいう一節があって、よくわかんなかったのが
いわさきちひろの絵を観た時に、そうかあれは

 「いわさきちひろの描いた 子供の絵のような、、」

という意味だったんだな、たぶん。 と当時膝を叩いたのを今日思い出した。

よくよく思い出したら、安曇野に来たのは2回目だった。

17歳の夏にJRの各駅停車乗り放題の「青春18きっぷ」で
夜行に乗って朝ついた松本駅から大糸線にのって安曇野あたりをふらふらしたのだった。

駅名は忘れたが無人駅の待合室で一晩寝たのは憶えている。
で、大糸線で日本海側まで出て、能登半島まで行ったんだった。

今回は車で行ったけど、やっぱりいい所です 安曇野。 写真ほとんど撮ってないけど。

名前そのままに、山並みに囲まれた美しい風景が広がっている。

曇っていたので、北アルプスの山々はくっきりとは見えなかったけど。。

これもまた字面がよい「梓川」。 写真はない。

ちょっと山を登った「山の神」という温泉に寄って帰った。 
¥400。 近所の銭湯と同じくらいだ。

あまり時間かかるようなら1泊してもと思ったが、片道約260km。 
渋滞もそれほどなかったのもあるけど意外と近かった。

なにしろこのGWは忙しい。 
20時には帰ってきて、来週末のデザイン・フェスタのための制作をしている。

でも、安曇野。 それぞれの季節に何度でも行きたいところです。
地図を見てるといろいろコースを考えてしまいますね。

20110502_110502_172525

で、その風景にも私の赤は映えるんですよ。 こんどは画像をたくさん撮ってこよう、と。

ーデザイン・フェスタのお知らせ

来週5月14,15のデザイン・フェスタ Vol.33(@東京ビッグサイト)に出展します。

ブースNo  A-26 !!

  どうぞよろしくです。

 

 安曇野 1

「安曇野」って字面が素敵だなあ、と思う。

今だとNHKの朝の連ドラ「おひさま」の舞台になっているので
その地名が全国区になったかも知れない。

、、、いきなり話がそれるが「おひさま」は母親役の原田知世が最初の1週間で
   亡くなってしまったので、大いにがっかりした。 着物姿が綺麗だった。
   薬師丸ひろ子と比べるのもどうかと思うがこの人はほんと変わらないなあ。。

「ちょっと、安曇野まで行ってくる。 あんまり遠かったら、泊まってくるかもしんない」
と言ったら母が「私も行く」と。 
いいとこだと聞いてたわりに行ったことがないんだと。

中央高速から長野自動車道、、、GWだが意外にすいている。
もう新しいタイヤの「ならし」も済んだしな、適度にすっ飛ばす。

走行中に飛び石が当たって、フロントガラスにちいさなヒビができた。
ついてねえ。。あわせガラスの外側だけだけど、これでは車検通んないな。

豊科I.C.から30分ほどで「安曇野ちひろ美術館」。

ここは、いわさきちひろのご両親が住んでいた土地らしい。

20110502_110502_122241 

~5月10日までの企画展が
「東欧と日本を結ぶ 色と線の幻想世界 ドゥシャン・カーライ X 出久根育」。

チェコ在住の出久根さんの紹介でちひろ美術館が招待券を送ってくれていた。

今回は育さんの観たことのない絵本の原画(水彩、テンペラ、油彩)が一堂に。 

それと、彼女の師でもあるスロバキアの絵本作家ドゥシャン・カーライの絵本原画。
これは、初めて観たけど、、うまい。

色鉛筆かペンで描かれたようないいのだけれど、
2点だけあった銅版画の精微な線に心惹かれた。

それが載っている作品集は残念ながら、なかったのだが絵本を1冊購入した。

20110502_110502_210332

20110502_110502_210351

20110502_110502_210422

つづきはまた、、

2010年12月 5日 (日)

ユニコーンの夜に

本の紹介です。

詩集   ユニコーンの夜に   水野るり子

 発行 2010年11月30日  土曜美術出版販売   ¥2625 
  装丁 直井和夫   

著者の水野さんは12年くらい前の横浜の「アート縁日」に来られた時に初めてお会いした。
兎を抱いた少年、を描いた銅版画をその場で買ってくれた。
水野さんがその時期に書いた詩の中に、まさに「兎を抱いた少年」が登場するのだった。

最新刊の「ユニコーンの夜に」。 
僕の手元には今日、届いた。 出来たばかりでまだ書店にもAmazonにも出てない。
タイトルのとおりに夢のような、幻想的な詩が多い。

この本の表紙の鉛筆画はだいぶ前に僕が描いたものです。

20101205_101205_141152

実をいうと、2002年午年の年賀状用に2001年の12月、つまり9年前に描いた絵だ。
ほんとは銅版画をつくりたかったのだけれど、時間があんまりなくて
2時間くらいで描いて、印刷屋さんにもっていった。
サイズは45x36cm。

今年の夏に水野さんからの電話で、
その年賀状の絵を今度出す詩集の表紙に使わせてほしい、と。

うれしいけれども、だいぶ前の絵だから、そのために新しく版画をつくります。
そう行って8月いっぱい制作したのが以前載せた銅版画。「ユニコーン」。

で、その新作と2002年賀状の鉛筆画と他に小品数点を装丁家にお預けして
出来あがったのがこの本。

表紙の絵も結局、旧作の鉛筆画になった。 
詩人はこの絵のやわらかな感じがとりわけ気にいってくれたらしい。

本のタイトルがこれで表紙絵も「ユニコーン」だと説明的にすぎるのではないか?
とも話するなかで気になったりしたのだが、
いちばん最初の著者の意向どおりで、水野さんが満足してくれてよかった。

横構図の絵を縦長の本の表紙に全面いれたので
ごらんのとおりだいぶ小さくなったけど、印刷は年賀状よりきれい。
余白の色とかは僕もすこし意見させてもらい、いい感じでだ。

そして青い、藍色のカバーをめくって詩集本体、、

20101205_101205_14294200

同じ絵が包むように、今度は大きく、淡く印刷されている。
オリジナルを左右逆転しているのは、頭を表にするため。
右向きだとお尻が本の表になってしまうからね(笑)。
これは僕のアイデアなんだけど。

そして、1ページめくる、、

20101205_101205_141301

詩人が好きな絵だという「アンモナイト」の銅版画。
これは素敵な印刷。 
モノトーンながら版画の紙とインクの色もかなり正確に再現されている。
これは、うれしい。。

そんなわけで完成したこの本。
水野るり子さんとお会いしたことはないが装丁家の直井和夫さんに感謝している。
ありがとうございました。

もしご興味がありましたら、ぜひ書店
もしくは「土曜美術出版販売(03-5229-0730)」に問い合わせ、注文など
よろしくおねがいします。

もうひとつ。

11月末くらいに出来る予定です、と水野さんがいうので
「それじゃ僕11月30日が誕生日なんでプレゼントにください」なんていったら
「そうでなくても、もちろん差し上げますよ」なんて笑ってた。

それを水野さんは覚えていてくれて、
この詩集の発行日は11月30日になったのです。

こういう心遣いのセンスは素敵です。

ありがとうございます。

 水野るり子さんのBLOG

      http://www.a-happy.jp/blog/ruri/

最近のトラックバック

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ